だいさくの日記 Daisaku's diary

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ドラム初心者の僕が1ヶ月で星野源の「恋」をドラムで叩けるようになるためにやったこと

どーも、だいさくです。

クリスマスのイベントでドラムを叩くことになり、星野源の「恋」をドラムで叩きました。
練習期間は約1ヶ月。ほぼ初心者の状態から人前で叩けるようになりました。
非常に楽しく充実した1カ月だったので、みんな楽器をやったら良いと思いました笑

ドラムをこれからやろうと思っている人の参考になればと思い、実際にやったことを備忘録として書き残しておきたいと思います。


もくじ



ドラムをやることになったきっかけ

友人から「クリスマスイベントでドラムを叩かないか」と聞かれたので、快諾しました。
もともとドラムに興味を持っていたのでせっかくの機会なのでやろうと決意しました。
1ヶ月あれば1曲くらい叩けるだろうとも思っていました。


課題曲は星野源の「恋」

ドラムを叩く曲は恋をチョイスしました。超有名で盛り上がるだろうと思ったので。自分も好きだし。

星野源 - 恋【MV & Trailer】/ Gen Hoshino - Koi - YouTube

盛り上がる、自分が好き、というだけで選びましたが、「恋」は意外にスピードが早い曲でした。(158bpm)

オリジナルスピードで叩けるようになるまで結構苦労しました。。


練習環境の構築

エレドラを友人から借りる

初心者が1ヶ月で演奏できるようになるにはとにかく練習あるのみ。友人が実家に使ってないエレドラを持っていたので、レンタカーを走らせ友人の実家まで取りに行きました。


バスドラムとハイハットのペダル部分が演奏で踏んでいると滑るので困りました。。
最初はガムテープで固定していましたが、ペダルの位置を微調整するときに不便でした。
最終的にヨガマットを下に引いたら動くことがなくなりました。


ドラム専用のイスを購入

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家にあったパイプ椅子のようなものを使って練習していたのですが、長時間練習しているとお尻が痛くなってしまったため、ドラム専用のイスが必要だと思いこちらを購入。

「Pearl Roadster ドラムスローン D-1000N」


アマゾンの評価が9コ/9コが5つ星という超高評価の製品。他にももっと安いものはありますが、評価がダントツで高かったこちらを購入。
買った感想は「最高」の一言につきます。
クッションが最高に分厚いのでお尻への負担がゼロになりました。クッションは単純にやわらかいだけではなく、程よい弾力も併せ持っておりそのバランスが最高。何時間練習してもお尻は痛くなりません。

また、足の部分がしっかりしていて、プレー中にガタつくことが一切ありません。
高さは椅子を回すことで調整ができ、ネジがついているので自分の好みの高さで固定することができます。
この椅子のおかげでプレー中の快適・安定を得ることができました。
頑丈な故にイス自体は少し重いのが唯一のデメリットだと思いますが、頻繁に動かすものでもないので問題ありません。


ドラムの楽譜を購入

ドラム専門の楽譜を購入できる「Score Parade」というサイトで「恋」の楽譜を入手しました。

ドラム専用の楽譜の何がよいかというと、ピアノやギターなど他の楽器の楽譜が載っていないので、ページ数が少なくてすみません。

「恋」の楽譜は3ページだったので譜面台に3枚全部載せて読むことができました。(ドラムたたいているときにページめくれないので。。)

ただし、このScore Paradeで取り扱っている曲は限定されているので、必ずしもほしい楽曲のドラムスコアを入手できるとは限りません。

その場合は、あきらめて他のサイトなどで楽譜を購入しましょう。ドラム専用の楽譜が欲しい場合は、ドラム専用スコアが入手できない場合はスクショでドラム部分だけ抜き出してワードに貼り付けましょう。

練習方法

口ドラム

ドラムの譜面を口に出して読む練習方法。
8ビートであれば「ドン、チッ、タッ、チッ、ドン、チッ、タッ、チッ」という感じ。
詳しくは説明しませんが、気になる方はググってみてください。

正直、この口ドラムという練習をなめていました。ドラムたたく方が大事だろと。
ただね、どうしてもたたけないフレーズが出てきたときに口ドラムで練習して、それからドラムをたたくとできるようになるんですよね。口で言えないものは身体でできない、ということを実感しました。
1曲を全て口ドラムできるようにしてから練習したらたたけるようになるスピードが格段に上がりました。口ドラム大事。

曲を聞きまくる

通勤の時は「恋」をリピート再生し、会社の昼休みにも「恋」、部屋で練習しているときも「恋」を聞きました。1か月で300回は聞いたと思います。
曲を身体にしみこませます。また、聞きながら前述の口ドラムもやることで、家にいなくてもドラムを練習することができます。

友達に教えてもらう

ドラムをたたける友達を家に招集し、マンツーマンで教えてもらいました。独学でやっていると気づかないことを大量に教えてもらうことができました。

ドラムレッスンに通う

経験者の友達よりもさらに溜めになるのがプロのアドバイス。1カ月は非常に短いのでお金の力で時間短縮を図りました笑

ドラムレッスンの効果的・効率的に活用するために以下のことをやりました。
①自主練でできないところ、課題を洗い出す
②課題に優先順位をつけてレッスンの冒頭で先生に共有・相談して練習をする

レッスンは受け身になりがちなので、自分からアグレッシブに課題を解決しに行きました。
また、レッスンを受ける中で自分では課題として全く気付かなかったことをしてきしてもらえたり、思わぬアドバイスをもらえるのがプロのレッスンの良いところ。

本番直前の最後のドラムレッスンで、先生から教えてもらったことが非常に参考になりました。

・ドラムの上手い、下手を分けるのは正確性もあるがそれよりも表現力が大切
・表現力とは、例えば音の大きさ。
 盛り上がるサビの部分はボリュームを90%に、最後のサビは100%のボリュームで演奏。
イントロやAメロは音を小さめに、など。曲に合わせて音量やスピードなどたたき方を変化させることが表現力だと先生が言っていて目から鱗でした。

要はメリハリをつけるということかと。譜面通りにたたくことに必死で「表現」という部分は全く意識してませんでした。非常に参考になったアドバイス。ドラムに限らず他のことにも応用できそう。

メンバーとの合同練習

個人練習を積み重ねて本番の2週間前くらいからギターやベース、ボーカルのメンバーと合わせます。

もうね、自分が曲を演奏していることに感動します。めちゃめちゃ楽しい。練習していてよかったと思える瞬間です。
今までずっとメトロノームや音源を聞きながらの個人練習をしていましたが、合同練習では生身の人間とやります。(当たり前ですが)
合同練習の最初の方は、オリジナル音源と音が違ったり、ボーカルが歌詞を間違えるとパニクってしまい、ドラムも間違えたりしまいます。。
これは何度も合わせるなかで解消していきます。


メンタル編

うまくやろうとしない

未経験者なので、僕は合同練習やリハーサルでも緊張しました。
演奏中に細かいミスをしてしまうとそれを引きづり自信を持って叩くことできませでした。
ただ、自分は経験が一番浅いし一番下手なのはしょうがないと。とにかく自分のできることをやろう、正直にやろうと思うことにしました。さながらブルージャイアントの幸成のように。

その他の対策

フレーズの簡素化

どうしても叩くことができないフレーズがあったため、その部分は簡素化しました。
具体的には「ものごころ~・・・」の部分を完璧にドラミングをすることができませんでした。。
ハイハット8回叩きつつ、変則的なバスドラを踏むのがきつかったので、ハイハットを4回に減らして対応しました。
ドラムの先生からアドバイスをもらったので、曲調に変化はほぼありませんでした。(ドラムは自分がやりやすい形に変えやすいのが良いですね笑)

ドラムをやってみて

本番では大きなミスはなく、無事に「恋」を1曲叩き終えることができました。

一緒にやっていたメンバーからは「だいさくは本番がベストプレーだったね」と言ってもらうことができました。(お世辞かもしれませんが)

ドラムに挑戦して良かった。
未経験なので練習すればするほどドラムが上達していくのを実感することができ、どんどんドラムにはまっていきました。
今までできなかったことが次の日に急にできるようになってときは一人で興奮していました。

僕はドラムのプロに目指しているわけではありません。将来ドラムでお金を稼ぐわけではないんです。
ただ、そんなことはどうでも良いくらい楽しいことに出会えました。むしろ将来のこととかメリットとかをすっ飛ばしてやりたいと思えることを一つ見つけられたのが非常に自分の中では大きかった。
今後も人生の楽しみとしてドラムや音楽を続けていきたいと思います。

音楽は素晴らしい。