だいさくの日記 Daisaku's diary

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テストの試験管がやるべきヒマ潰しの方法

だいさくです。

先日、人生で初めて試験管のバイトをやった。

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俺が試験管をしたテストの受験者は1000人を超えていて、試験時間は午前と午後で合計6時間。同じ受験者が合計6時間テストを受ける。

受験者数が多いだけに事前の準備は必要だったものの、テスト中はほとんどやることがなく試験中はヒマとの戦いであった。劇的にヒマだった。ほんとに。

ヒマすぎて色々と試行錯誤をしたので、俺がヒマどのように戦ったのかを記録しておきたい。

もくじ


状況

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俺は試験会場を見回ってカンニングなどの不正行為や試験中のトラブルに対応する役割だった。

会場をある程度自由に動けるが3時間のテストだ。とにかくやることといえば見回りで歩くしかない。テストなので他の試験管と話をすることもできない。

とにかく歩いたり、考え事をしたり、少し寝てみたりしたがまったく時間が進まない。

午前の試験の途中からそのヒマな時間が少しでも楽しくなるように工夫をすることにした。

数えまくる

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ヒマをつぶすため、テーマを決めて会場にあるものをとにかく数えることにした。


赤い服と青い服を着ている人の割合

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赤:青 = 5:24
圧倒的に青が多い。

会場の柱の数

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柱の数は35本だった。大きい会場だったので柱の数も多かった。そして、柱のサイズがでかい。

柱と柱の間の歩数

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柱は横9歩、縦14歩の感覚でそれぞれ均等に配置されていた。

自分の担当見回りエリアを一周するのにかかる歩数、時間

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・歩数:160歩
・時間:1分47秒(反時計回り)、1分53秒(時計回り)

受験者のメガネ率

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受験者のメガネ率は41%だった。
長時間のテストを受ける猛者たちだ、みんな勉強しているから必然的に目が疲れるのだろう。

受験者が履いてるクツのブランドシェア

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ナイキ、アディダス、ニューバランスのスニーカーを履いている人の数を数えた。

この計測は非常にエキサイティングで楽しいものであった。下馬評は完全にナイキ有利。ただし、実際に数えてみると状況は違った。

まずスタートダッシュを切ったのはアディダス。5足の差をつけて王者ナイキを引き離す。

しかし、ナイキも王者のプライドを見せる。後半の追い上げが凄まじかった。5足つけられていた差も猛チャージを見せ、アディダスに追いつき抜き去った。

そこからはナイキとアディダスの抜きつ抜かれつのデットヒートだった。ナイキに抜かれたアディダスが抜き返す。その後すぐにナイキが抜き返す。

ナイキとアディダスが熾烈なトップ争いをしている中、ニューバランスも必死に追いかけるが彼らの背中を捕まえることはできない。

最終的な計測結果は以下になった。

・ナイキ    :15人
・アディダス  :15人
・ニューバランス:9人

死闘を繰り広げたナイキとアディダスは同数でまさかのドロー。ニューバランスは少し遅れてゴール。

ナイキとアディダスの決着をつけてあげないといけないと思ったので、おれが履いているスニーカーで決着をつけようと思った。

おれのスニーカーは、

アンダーアーマーーーーーーーーーーーーー

今回の計測で推測できること

・赤い服より赤い服の方が人気
・人間は時計回りで動くと、反時計回りで動いた時より遅くなる
・ナイキとアディダスのシェアは同じくらい
ちょっと調べてみたら、ナイキ:31%、アディダス:16%、ニューバランス:6%で世界シェアはナイキが圧倒的に1位みたいね。

ただ、あの会場ではアディダスも負けてなかったぞ。

思ったこと

何かを数えたり観察したりして、その結果を元になぜかを考えることでヒマな時間が楽しいものに変わる。

科学の始まりもヒマな人が何かを観察し考え、時間を潰していたんだろうなと思った。

人は極限にヒマな状態になってこそ創造力を発揮する

ヒマだからこそ、面白くなるように何かをしたい、そのために生まれたのが創造力なのだと思った。忙しいと忙しさで考える余裕がなくなるため、創造力は発揮されずに何も考え無い人間になるのだと思う。
何が言いたいかというと、創造的になりたかったらヒマになれということだ。


つまらない状態から楽しむことはできる

6時間ヒマだったので、これまでつまらんと感じていたことでも「あの試験よりマシ」と思えるようになった。「この時間をどうやったら楽しめるか?」と生産的に考えることができるようになった。

終わりに

「つまらない」とか「ヒマだな」と思ったら、この日の試験のことを思い出そうと思う。これ以上つまらないことなどそうそう無いから。