だいさくの日記 Daisaku's diary

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人種差別について知るきっかけになるNetflixコンテンツ

だいさくです。

古い話だけどガキ使で浜ちゃんの黒塗りが問題になった。



当時自分も番組を見ていて浜ちゃんの黒塗りフェイスに爆笑していたし、何が悪いのかなんて知らなかった。

後日ニュースを見た時も「黒塗りは海外では良くないことなんだな」くらいの認識を持つくらい。

しかし、Netflixの"Dear White People"(邦題:親愛なる白人様)を観て、このブラックフェイスが黒人の人たちをどれだけ憤慨させるのかを理解できた。

Netflixの海外ドラマは社会問題を知ったり興味を持つきっかけになり得ると思うんだよね。

なので今回は、人種差別に関して知るきっかけとなったNetflixのコンテンツをご紹介。

もくじ


"Dear White People"(「親愛なる白人様」)

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現代の人種差別に関して描いた作品。
アメリカのウィンチェスター大学の白人学生によって「ブラックフェイスパーティー」という黒人に仮装するパーティーがハロウィーンに開催された。このできごとをきっかけにして、人種差別に関して1話ずつ違う登場人物の視点から番組が展開されていく。

ブラックフェイスがどれだけ黒人の人の怒りを買うかはこのドラマの1話と2話を見ればだいたいわかる。
100人以上の白人がパーティーしているところに、10人以下の黒人学生で乗り込んでパーティーの中止を迫るくらいの怒りだ。

黒人コメディアンのスタンドアップ

人種差別はコメディアンの鉄板ネタ。彼らが面白おかしく語るネタから、黒人としてアメリカで生きる苦労がかいま見える。

Chirs Rockのタンバリン

彼は黒人としての苦労をかなり大げさに話し笑いを誘う。

「幼少期から自分の子供には白人社会に出る準備をさせてる」
「家にある白いものは熱い・重い・鋭い、のどれかだ」
「いじめの無いぬるい学校に子供をいかせたくない。社会にはいじめがあるんだから」

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David Chapelle :Equanity

幼少の頃、彼は白人が多く住む地域に住んでおり、その時の苦労を語る。彼は彼で他の人種とかセクシャルマイノリティーをいじるんだけどね。

最後にエメット・ティル殺害事件という痛ましい事件について語るんだけど、その事件をぼくは知らなかった。

こんな凄惨な事件の話もChapelleは最後に笑いに変える、エメットやその家族に失礼が無いよう敬意を払いつつだ。

www.netflix.com

YouTubeでちょっと観れる↓

www.youtube.com

Designated Suvivor

海外ドラマ「サバイバー」でも人種の問題が時々出てきます。

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以下、シーズン2 第3話から引用。
大統領のKirkmanがSPのMike(黒人)に人種問題の現状について意見を聞きます。

Kirkman: What do you think about where we are?
「我々は(人種問題に関して)どこらへんにいると思う?」

Mike: Sir, this country's Constitution originally said I was 3/5 of a person.
「大統領、この国(US)の憲法では私(黒人)は3/5の人間とみなされていました。」

Thats's Where we started.
「そこから始まったんです。」

But I'm more interested in where we are headed.
「でも、私は自分たちがどこに向かっているのかの方が興味があります。」

Kirkman:We need to do better.
「もっとうまくやらないとな。」

Mike:Yeah. But we've also come a long way.
「えぇ。でも進展もしました。」

My great-grandfather was sharecropper, and my dad was an auto mechanic.
「曽祖父はシェアクロッパーでした。そして父は自動車修理業を。」

And I'm in the Oval Office talking to the president of the United States.
「そして私は、大統領執務室でアメリカ合衆国の大統領と話をしています。」


Mikeはいつも良いこと言うよな〜。

まとめ

人種差別なんて日本人のぼくたちには特に馴染みがない。奴隷とか人種のマイノリティーとかについては歴史の授業ではやったよ。
でも、本で読んだだけじゃ実感はわかんないんだよね。だから海外ドラマとかスタンドアップは良いきっかけになると思う。

あのガキ使のブラックフェイスを面白がるかはその人の自由だと思う。ぼくも笑ってたし、面白いと思う感情が誰かの意見によって曲げられるべきでは無いと思うので。

ただ、あのブラックフェイスにどんな背景があって、怒る人がいる理由を知ることは有意義だと思うので調べてみると良いと思う。