だいさくの日記 Daisaku's diary

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「進撃の巨人」の英語タイトルが"Attack on Titan"になった理由を考察してみた

だいさくです。

温泉付きのスーパー銭湯で久しぶりに進撃の巨人を読みました。
僕は今まで8巻までしか読んでいなかったのですが、最新刊は25巻まで出ていました。

コミック 進撃の巨人

久しぶりに読んだけど、まぁ〜おもしろい。

巨人の謎、世界の謎がだんだんと解き明かされていき、話がどんどん大きくなっていきます。

壁の中での人間同士の衝突や、巨人はどこから来ているのか?本当の敵は?などの謎が解明さていきます。

スーパー銭湯で僕は25巻まで読み切ることができませんでした。なので後日、漫画喫茶に行きました。

25巻まで読んだ後、面白すぎて僕は数分間震えて動けませんでした。

読んだ後に今更ながら「英版のタイトルがなんで"Attack on Titan"なんだろう?」と思いました。

ググってみけどあんまり納得の行く検索結果がなかったので、自分で勝手に進撃の巨人の英語タイトルが決まった経緯を推測してみました。

目次


そもそもなんで英語のタイトルをつけることになったのか?


進撃の巨人の作者(諌山先生)や編集者は、企画段階から海外展開やアニメ化を出版社や視野に入れていたのだと思うんです。

日本のどのマンガも海外展開を多かれ少なかれ意識すると思います。

ただ、文化を問わず「面白い」「Fantastic」と思える要素が進撃の巨人にはあると思います。

例えば、

・独特の世界観
・「巨人 vs 人間」というわかりやすい構図
・さらにそこから広がりを見せるストーリー
・おおくの謎

などなど。

たぶん、編集担当者と作者(諌山先生)の間でこんな話をしていたと思います。

編集担当者:「諌山(いさやま)先生、進撃の巨人サイコーっす。海外でも絶対はやりますよ〜」

諌山先生 :「あざっす〜」

編集担当者:「これ、英語のタイトルも考えたほうがいいとおもうんすよね。ってか、考えましょう!」

諌山先生 :「そうしましょうか〜」

こうして、進撃の巨人の英語タイトル会議が開かれることになります。


「進撃の巨人」英語タイトル決定会議


タイトル決定会議ではこんな会話になったと思います。

マンガの内容をより反映したタイトルをつけろ

担当編集:「進撃の巨人、って直訳すると"Attacking Giant"っすよね〜。これでよくないっすか?」

編集長:「いやいやちょっと待って。それじゃヒネリがないだろ〜。ボブ、良いアイデアは何かないのか?」

会議に出席していたアメリカ出身の外国人編集者ボブに編集長はたずねた。

ボブ「そうDeathね〜。Attacking Giantだと、敵の巨人のことnanoか、エレンとか変身できるやつのことnanoか、いまいちよくわからないDeathね〜。もっとわかりやすいTitleにした方が良いと思いmath」

編集長「ほう〜、例えばどんなタイトルだい?」

ボブ「そうDeathね〜。主人公のエレンは「巨人をぶっころしThai」って行ってma~th。だから巨人に攻撃する感じが欲しいDeath。だからそれ故、"Attack"という単語は残しThai Deathね〜。"Attack on Giant"とかはどうDeathか?「巨人への攻撃」という意味Death」

編集長「おぉ〜。いいね。それで行こう。」

ボブ「でもちょっと待ってくだSigh。はぁ〜。もうちょっと響きがいい感じにしたいDeath」

響きの良い印象に残るタイトルをつけろ

編集長「響きの良いとは?」

ボブ「そうですね〜、耳に残るようなリズム感がほしいDeath。Giantを言い換えられないMonoか〜」

担当編集「リズム感ね〜。ラップでもするかい?韻でも踏むかい?」

ボブ「Oh~。Rhyme! それDeath。タイトルは"Attack on Titan"にしまShow!」

編集長「韻をふんでないじゃないか。」

ボブ「いいえ〜。EnglishにはHead Rhymeっていう頭の音を合わせるRhymeありMath。日本語で「頭韻」って言います。Attackの"T"とTaitanの"T"が同じ音でRhymeのようなRythmを生み出しMath」

編集長「よし、それでいこう!」

こうして進撃の巨人の英語タイトルは"Attack on Titan"に決定したのだった。

解説

「〜への攻撃」は"an attack on~"

「〜への攻撃」だからtoとかatを使うのでは?と思うかもしれせんがattackとセットになるの「on」です。

attackは知っての通り「攻撃する」という意味ですが、昔からある攻撃といえば殴るとか物理的な攻撃だと思います。
その時に拳が相手に当たりますよね〜
前置詞"on"は「接触」とか「密着」とかいうイメージを表します。

Longman英英時点で調べると以下のような説明になっています。

on /ɒn
a) touching a surface or being supported by a surface(表面に触れていること、もしくは表面に支えられている状態)


「on」を「〜の上」と覚えていると思いますが、正確には「〜に密着している」という方が近いと思います。
だから壁に止まったハエは"a fly on the wall"だし、天井にハエが止まってたら"a fly on the ceiling"になります。

Head Rhyme(頭韻)

韻といえば後ろの音を合わせることが日本語だと多いと思います(ダジャレとか)。
脚韻という言うのですが、英語だと単語の頭の音を合わせてリズムを出す方法も多く使われます。

アメリカのケネディー元大統領の就任演説でもこのこのテクニックは使われています。

Inaugural Address of President John F. Kennedy "let us go forth to lead the land we love"


まとめ

こんな風に進撃の巨人の英語のタイトルは決まったのだと思います。
25巻からまた別次元に話が飛躍します。
進撃の巨人読んだことない人はもったいないのでチェケらっ

アニメはNetflixでシーズン2まで観れますよ〜。
www.netflix.com